こんにちは、アサ(朝)です!!
歴オタ夫と城・古戦場をかけめぐってます
今回の“シロイコ‼”は、金沢を代表する観光スポット・金沢城へ!!
加賀藩祖・前田利家の居城としてもめちゃくちゃ有名なお城!!
前田利家は豊臣政権“5大老”のメンバー。豊臣会社の重役みたいな、とりあえずめっちゃエライ
そんな“めっちゃエライ”お殿様の居城・金沢城はとにかく美しくて見どころ満載
歴史の知識あるなし関係なくみんなで楽しめます。
ただ、金沢城(金沢城公園)は本当に広いので・・・隅々までじっくり見て回ると(時間的にも体力的にも)なかなか大変かも
そこで本記事では「金沢城を効率よくいい感じに観光したい」という方のために、金沢城の見どころと効率の良い回り方をまるっと紹介します。
ナビゲーターは私、アサです!!
ナビ補助を担当します、アサの夫です
気まぐれにうんちくを語ります
「シロイコ!!」はサクッと観光向けのお城&周辺情報ガイドです。
知識あるなしカンケーなく、みんなでお城を楽しめる方法を発信しています。
※物語やお城の構造については諸説あり、個人の見解を記載したものとなります。
※2023年に訪れた際の情報です。
金沢城って何がすごいの?
日本100名城にも堂々ランクインしている金沢城は、数あるお城の中でも特に“歴史的価値の高いお城”です。
日本100名城とは、公益財団法人日本城郭協会と各分野の専門家によって選出された厳選100城のことです
とりあえず、日本のお城ベスト100‼ってことやね
そんな金沢城の注目すべきポイントを個人的な観点から3点紹介します‼
美意識がめちゃくちゃ高い
金沢城は加賀100万石で有名な加賀藩の藩庁で、前田利長(前田利家の息子)をはじめとした藩主前田家の居城だったところです。
防御力もさることながらその美しさは格別、古都金沢にふさわしい気品が漂っています。
例えばこの壁、石川門という城門の壁で“海鼠壁”といいます(時代劇のお屋敷とかでよく見るやつ、今もたまに見かけますね)
この壁、キレイですが、実は結構手間とコストがかかってます ※詳細は後ほど
お城の外観へのこだわりが強いね、前田家ってもしかして美意識高い系?
まぁ美意識もそうやけど、前田家が外様大名ってのも大きかったかな
外様大名・・・
関ヶ原の戦い(徳川家康vs石田三成/天下分け目の戦い)の後に徳川家の傘下に入った家のことを外様大名って呼ぶんよ
つまり・・・
前田家は外様大名、そのため大名とはいえ徳川家では新参者扱い
↓
まずは徳川家(家康)との信頼関係をなんとか構築していきたい
↓
そんな大事な時期に自身の城(金沢城)の戦闘能力をあげまくると、「謀反(裏切り)の準備?」と勘繰られてしまうかも・・・
新しいコミュニティに入ったらまず馴染みたい、ワカル
軍備増強の経済力はあったけど、政治的には「今じゃない」感があったのかもしれないですね
加賀100万石の経済力は文化に大量投資されたともいわれていますが(金沢は伝統文化も有名ですよね)こんな裏事情もあったのかと思うと・・・なんだかおもしろいですよね
城郭(お城の門とか建物)の再現度が高い
金沢城は遺構の復元整備がかなり進んでるので、金沢城公園一帯に見どころがいっぱいあります。
そういえば金沢城には天守がない(なくなった)よね、復元はしないのかな? ※慶長7年(1602年)の落雷で焼失、その後再建されず
天守に関する資料がかなり不十分で今も復元されていないな。ちなみに前田家が再建しなかった理由は財政難だったとも徳川政府対策(目をつけられたくない)とも言われている
城内の説明パネルをみると、あちこち復元してるのがよく分かります。
今いちばん新しい復元遺構は、令和2年(2020年)にできた鼠多門・鼠多門櫓(2023年12月時点)
こちらも後ほど詳しく紹介しますが、ビジュアルが異彩放ってるのでぜひ本物をみていただきたい!!
復元整備は2000年以降にはじまったんやね
金沢城の敷地は元々陸軍の拠点として使われていて、平成7年(1995)までは金沢大学のキャンパスがあったからな。キャンパス移転後に復元が進んだってことやな
ちなみに、今着手しているのは二の丸御殿の復元計画なんですが・・・
二の丸御殿は、藩主の住まい(執務・居住)として使われていた超重要な建物
加賀百万石の象徴であり豪華絢爛・城内最大規模、つまりこの復元計画は“金沢城の総仕上げともいえる超ビックプロジェクト”なんです!!
今は発掘調査の段階やけど、今から復元が楽しみすぎてもう‼
二の丸御殿が建つ予定の二の丸広場にはプロジェクト概要を展示している二の丸情報館もあるので、こちらも要チェック!!
実は石垣マニアの聖地
金沢城は、「石の博物館」と呼ばれるほど石垣のクオリティが高いお城です。
石垣のバラエティが多くておもしろい‼石垣めぐり専用のパンフレットもあってびっくり
金沢城は石垣マニアの間では超有名な城。石垣造りのプロ集団・穴太衆が手がけたってのも大きい
金沢城の石垣はNHKの「ブラタモリ」でも特集されていて(2021年)、博識なタモリさんが大興奮したっていうくらいだから相当なもの
「石垣はよく分からない」という方も多いと思いますが、金沢城の石垣はひとつひとつの個性がはっきりしているので、知識がなくても十分楽しめます‼
「石がすごくカラフル」「石垣造りの職人魂がすごい」などなど、実物をみるとシンプルに感動しますね
金沢城のおすすめの回り方は?
金沢城(金沢城公園)は総面積にすると約30ヘクタール(東京ドーム換算で6個越え)もあるので、サクッと観光しようと思っても結構時間がかかります。
見どころが多いのはうれしいけど、じっくり回ると時間が・・・‼
そのため、気になるスポットや回り方は事前に決めておくのがおすすめ!!
ここでは、私が実際にみて回ったおすすめの観光コースを紹介します。
おすすめは「堪能コース」
金沢城のパンフレットでは、観光のモデルコースを4つ紹介しています。
初金沢城の方には「見て歩き/堪能コース」がおすすめ!!
時間のない方は「三御門コース」でももちろんOKですが、こちらはどちらかというと時間があまりとれない方向けのショートカットコース
金沢城公園には敷地一帯に見どころがたくさんあるので、できれば時間をとって散策していただきたいです(リフレッシュにもなるし、なんなら旅行太り防止にも)
「石垣巡りコース」も要チェック
「石垣巡りコース」はどちらかというと石垣(歴史)マニアとか再訪さん向けのコースなのですが、「石の博物館」と呼ばれる金沢城の石垣、やっぱり気になりますよね
実は「見て歩きコース」と「石垣巡りコース」の順路はかぶってるところも多いので、「見て歩きコース」を歩いてたら石垣スポットにぶちあたる、ということもよくあります。
なので、余裕のある方はぜひ、両コースのいいとこどりをしてほしい‼
具体的には・・・
先ほどのガイドマップと「石垣巡りコース」用パンフレット両方を使って、「見て歩き/堪能コース」をたどりながら「石垣巡りコース」で紹介されている近場の石垣スポットも拾っていくのがおすすめ!!
こうすると両方の見どころを一緒にみて回れます。
パンフレットは石川門を通過した先の総合案内所にあります‼
もちろん無料
ちなみに、「パンフレットみるのも面倒・・・」って方には、
ボランティアガイドの無料案内がおすすめ!!
私が行ったときもあちこちで大活躍されていました。
隣でこっそり聞かしてもらっていたのですが超有料級のガイダンスでした!!ほんとに無料でいいのか・・・?
金沢城の見どころ10選(現地レポver)
金沢城観光の予備知識をざっくり頭に入れていただいたところで、次はおすすめの見どころ厳選10スポットを紹介します!!
漢字ばっかりでごちゃごちゃしてますが、ここはふんわりみてスルーしてください
私(アサ)の現地レポと歴オタ夫のうんちくナビでひとつづつ説明していきます‼
「見て歩き/堪能コース」の順路を基本として、おすすめの石垣スポットも併せて紹介していきます
石川門(国指定重要文化財・金沢城三御門)
石川門は金沢城公園散策のスタート地点です!!
国指定重要文化財・金沢城三御門という、とにかく歴史的価値がすんばらしい城門
ちょっと正門感出てるんですけど、お城が現役のときはここは裏口(搦手門)だったのだそう
向かって左手側には、凝ったデザインの出窓がついてます(唐破風)
裏門にこの装飾・・・いる?
デザイン重視っぽくみえるけど実は防御性も高いで。格子の間から鉄砲撃ったり、出窓の下にも隙間があって石垣登ってくる敵を攻撃できる
ちなみにこの出窓、金沢城内にたくさんありました!!
このタイル張りみたいな模様の壁は、なまこ壁といいます。
「(時代劇などで)見たことある‼」という方も多いのではないでしょうか
高級な感じで上品にみえる‼でもネーミングはあんましかわいくない・・・なまこ・・・
瓦の継ぎ目の白いところ(白漆喰)がなまこっぽいから「海鼠壁」、火災に強いし保温性・保湿性にも優れてる。なまこ壁は新発田城(新潟県)にもあるけど、使われてる面積は金沢城のがデカい
ちなみに石川門のなまこ壁、裏側はこんなんです
これは、鉄砲の撃ち口(隠し狭間)
万が一敵が襲ってきたら、裏からなまこ壁を突き破って銃弾が放てるようになっています。
前田利家が金沢城に入ったのが1583年、この頃になると鉄砲戦が主流になっているため、金沢城も鉄砲メインの防御機能になっています
この仕掛けも城内にたくさんありました。
石川門の向こうには四角い空間が広がっています(枡形門)
この空間、敵がどっとなだれ込んだ瞬間に入口と出口を閉じると・・・
そしで上の格子窓のスキマから鉄砲を乱射すると・・・
フクロノネズミ・・・・怖すぎる
石垣のココの部分、ちょっと違和感ないですか?
左と右の石垣を比べてみてください
そう、左右で石の積み方が違うんです!!
積み方は時代によって変遷しているので、積み方の違う石垣がこうやって並んでいるのは珍しいです。ちなみに、左が粗加工石積み(打込接)、右が切石積み(切込接)ですね
昭和2年(1765)に改修工事があって、その時に積み方の違いができたのだそう
ビチッとスキマなく積まれてる石垣も美しいですが、ゴツゴツしてる武骨な石垣も“ザ・お城”って感じがして個人的には萌えます。
河北門(金沢城三御門)
河北門は、石川門をくぐった先に広がる三の丸広場近くにあります‼
向かって右側に、どん
河北門はかつて金沢城の正門だったところです なんか、ぽい
こちらも内部は枡形の造り、かつての正門なだけあって防御性もとても高いです
石垣がカラフルでかわいい‼石川門にもあったね
戸室石やな、戸室山周辺(金沢城から10kmくらい先)から採れる石。青・赤っぽい色の石垣は珍しくて、ここも金沢城の見どころ
戸室石は硬くて火災にも強いし、寒さにも強いのだそう(耐凍性?)
猛々しい戦国時代のお城ですが、この石垣のおかげでなんか可愛らしくもある・・・・
なんとも不思議な感覚に陥れるので、ぜひ注目してみてください。
二の丸北面石垣
三の丸広場の奥にある二の丸広場
ここの外周は「見て歩き/堪能コース」のルートになっていますが、意外と注目されていないというか・・・
三の丸広場と二の丸広場の境目には有料の目玉施設(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓)があって、三の丸広場と目玉施設だけをみて引き返す方が割と多いんですよね
二の丸広場の外周は見どころも多いし、開放感があって気持ちいいです!!時間の許す方はぜひ歩いてみてください
ちなみに春の桜並木は有名で、お花見の季節は大勢の方が訪れるようです。
二の丸北面の石垣、これが石垣マニアの中では超有名
粗加工石積み(打込接)という手法で積まれた石垣なのですが、この手法の中では最高ランクの完成度なのだそう
石の形や大きさが揃っててきれい‼ほんとに手作業・・・?
石川門でも粗加工石積みの石垣を見たけど、こっちの方が均整とれてて美しいな
石と石のスキマが少なくてビチッとしてるというか・・・、これだけ形が揃った割石を積み上げる職人魂にじんわり感動しました。
数寄屋敷石垣
さすが石の博物館、ということで石垣ネタが続きます‼
お次は二の丸広場の外周を更に進んだ金沢城の北西、数寄屋敷石垣
なんか現代の塀にもありそうな、レンガのような石垣の積み方
これは切石積みといいます。
石にいろんなマークがついてる・・・なんのため??
刻印(マーク)をつけた理由ははっきりわかってないけど、一説では「石垣を積む時の作業分担の目印」にしたといわれてる
金沢城にはこういう謎マーク付きの石が200種以上ありますが、数寄屋敷石垣にはこういった謎石が特に多く使われています。
ちなみにこの付近は数寄屋といわれ、藩主の側室たちが住んでいたのだそうです。
側室たち・・・なんかドラマがありそうな。むしろそっちのが気になる
ここまで来といて、ヨコシマ
玉泉院丸庭園
二の丸広場の外周を更に進むと、玉泉院丸庭園があります。
ここは前田家の大名庭園(プライベートな庭)で、とにかくめちゃくちゃ立派!!
マイナスイオンが出ていて空気を吸うだけでもリフレッシュできます。
大名庭園といえば兼六園もあるね。2つもお庭があっていいなぁ
兼六園は接待向き、玉泉丸庭園はもっとプライベート感が強いといわれてる。玉泉丸庭園には2代目藩主利長の正室(玉泉院)の屋敷もあったしな
すばらしい景色と落ち着いた雰囲気
お庭を眺めながらベンチでひと休みしている方もおられます。
諸事情で写真がびっくりするくらい低クオリティなんですが・・・
これは色紙短冊積石垣といって、四角い石(色紙)や縦長・横長(短冊)の石、多角形の石を組み合わせたパズルのような石垣です。
庭園の入口周辺にありますが実物はほんとに圧巻・・・
形がちがうものをこんなにきれいに積みあげるってすごいですよね
鼠多聞・鼠多聞橋
鼠多聞・鼠多聞橋は玉泉院丸庭園に隣接している城門です。
というか・・・、城門、黒い
初めてみた・・・
ちなみに鼠多聞・鼠多聞橋は、2020年7月に復元された城内の最新スポット
明治時代に焼失して以来、140年ぶりの復元だそうです。
黒の海鼠漆喰が超渋い‼なのにレトロモダンで新しい感じもする
黒の海鼠漆喰は他の門にはない特徴、絶対に見逃せないスポットやな
鼠多聞というネーミングの由来には「壁の色がネズミ色だった」「建設中にネズミがいっぱいいた」の2説があるそうですが、黒漆喰が発見されてからは壁色説が優勢になっています。
建物の名前がネズミって個人的にはちょっとアレですが・・・、覚えやすいし一度聞いたら忘れないという意味ではいいのかな?
鼠多門内部の見学は無料
建てたばかりということもあり、高級旅館にもあるような木の香りがします。
施設紹介のパネルや説明映像など、広々とした屋内で建物の歴史をゆっくり学べます。
鼠多聞・鼠多聞橋は現在の尾山神社(かつての金谷出丸)をつなげる大事な城門でした
二の丸広場(二の丸御殿復元予定地)
二の丸広場は周囲が530mもあってすごく広いのですが、元々ここには藩のお偉い方々(前田家の重臣)が住んでいました。
1632年以降はここに二の丸御殿を再建して藩主の執務と居住の場としていたらしい
ということは・・・まさに金沢城の中枢って感じの場所やね!!
この二の丸御殿、今は復元整備の真っただ中
2024年度の建設工事着手を目指して、今は遺構を調査中です。
もし復元されたらこんな感じになるらしいです!!
二の丸御殿が完成すると、二の丸広場の雰囲気がガラッと変わりそうですよね
二の丸広場のそばには二の丸情報館があって(旧:二の丸案内所)、二の丸御殿に関する資料とか二の丸御殿絵図などが展示されています。
ベンチもあるからちょっとした休憩もできますね
豪華絢爛の二の丸御殿、完成が楽しみすぎる‼
かなり大掛かりな工事になるよな。完成は気長に待つ感じになりそう
・・・・・・・・・・気長に待つ‼
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
二の丸広場から戻ったら、見学マストの有料施設、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓へ
この建物群は二の丸御殿を守るための砦だったので(この建物の後ろに二の丸広場がある)、とにかく戦闘態勢バリバリの造りになっています。
橋爪門続櫓に隣接して橋爪門もあるので、最初にこちらをみてから施設内へ
橋爪門(金沢城三御門)
橋爪門は三の丸広場と二の丸御殿(藩主の住まいがある場所)を繋ぐ門なので、防御力と格式高さを備えています。
石川門と同じく、隠し鉄砲狭間(向かって左)と石落とし付きの出窓(正面らへん)がありますね
ちなみに橋爪門の枡形虎口は城内最大規模、大量の敵を一網打尽にできます‼
気合がえぐいのよ
壁には戸室石・切石積みの石垣が・・・‼
こんな恐ろしいトラップなのに見た目可愛いって何なん
足元の石、進行方向にむかってダイヤみたいな形で敷いてある・・・?
これは四半敷といって、正方形の石を縁に対して45度になるよう斜めに敷いたもの。格式高い門の床面に用いられる手法やな
さすが二の丸御殿に通じる最後の門、細部にまでこだわりがみえますね
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓
金沢城の目玉、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓
3棟が一続きになっていて、受付で入場料を支払って見学するシステムになっています。
入場料(大人)は320円、これで3棟みれるのは嬉しすぎる‼建物内はクーラーがきいていて天国でした(めちゃくちゃ暑い日だったので・・・)
内部には資料館並みにたくさんの展示物があります。
説明パネルをじっくり読んでいくと、初めて知ることが本当に多い・・・ 来るの何回目なん私
橋爪門続櫓内にあるエレベーターは、なんとシースルー
もともと吹き抜けだったところを利用してエレベーターを設置したのだそう(元は武器とか食べ物を上げ下げする荷揚げ口)
発想がすばらしすぎますね・・・‼
出窓の内部はこんな感じになっていて、床の一部を取り外せるようになっています(今はガラス張り)
敵が襲ってきたときにはここから石を落とせるようになっていて、ゆえに石落としと呼ばれています。
石落としの使い道は“(鉄砲を斜め下に向けて撃つ)鉄砲口”ともいわれています
続いて、五十間長屋
とにかく長いです!!
ちなみに今でいうと五十間=約90m、一見廊下っぽいですがそれにしては長すぎるような
こんな長い廊下・・・いる?
五十間長屋は普段は武器庫として使われたというな。戦の時は二の丸御殿を守る砦になるし、そのために(石落しや鉄砲射撃用の格子窓などの)防御機能も備えてる
建物の構造に関する展示品がとても面白くて勉強になります。
これはなまこ壁の説明パネル
改めて・・・なまこ壁には手間とコストがふんだんにかかっていますね
こちらは建物に使われている瓦の展示品
鉛瓦という瓦が使われているそうです。
美観を保つためでもありますが、有事(戦の時)には鉛瓦を溶かして弾薬にするという説も・・・
お城ってほんと、超絶サバイバル
続きまして、菱櫓に入ります‼
その名の通り、建物自体が菱形(100度×80度)
そして柱も出窓も破風も・・・・すべて菱形
菱形極めすぎ!!なんで菱形なんやろ?
建物が菱形やと視界が広くなるからな、(敵が来ていないか)見張りやすくなる
たしかに、建物が菱形だと三方向を見渡せますね
ちなみに菱櫓は三層三階、二の丸では一番高い建物なので見晴らしも良いです!!
それにしても、なにもかもが全て菱形って・・・・・なんてこったい
前田利家公像
ここから先は金沢城公園周辺のスポットを2つ紹介します‼
一つ目は石川県兼六駐車場から石川門に向かう道中
なんとここに、前田利家公像があるんです!!
ちなみに石川県兼六駐車場はマイカー利用の方におすすめ↓↓
いました!!前田利家公
金の兜、主張がすごい‼
これは金鯰尾兜。“地震を起こすくらいの力がある”鯰にあやかってつくられたんだそう
戦国武将の兜って、生き物モチーフのものがちょこちょこありますね(ウサギとか)おもしろいです
とりあえずここでは、利家公との記念ショットをぜひ!!
紺屋坂(お土産探し)
二点目は、兼六園下交差点から金沢城公園(石川門)への道なり
紺屋坂という坂道があって(前田利家公の地図参照)、コンパクトながら老舗のお店や可愛いお店が並んでいます‼
おしゃれなショコラトリーカフェやカフェバーなど、景観に溶け込むようなお店のデザインもかわいい
金箔グッズの有名店、箔一
金沢は金箔が有名なので、お土産探しにもオススメです!!
明るい店内に親切なスタッフの皆さん
とても丁寧に対応していただいて、それだけでもほんとに来てよかった!!
おみやげの王道といえば、のお菓子
金箔のガトーショコラ、めっちゃ気になる ちなみに金箔は無味無臭
金箔が入っているとなんだか高級感があっていいですね
金箔入りのお茶もあったのでこちらも購入しました!!
金箔入りのお酒、縁起が良くて贈り物にも喜ばれそうですね
食器・アクセサリーなど、食品以外も充実しています。
金箔コラボ、無限大
ちなみに金箔は美容にもいいらしいです!!
友達のお土産にシートマスク買いました。
食べ歩き用の金箔ソフト
SNSでよくアップされていますね
キラッキラしてました!!たしかに映えそう
【まとめ】金沢城は見どころいっぱいのお城
金沢城の見どころ10選、いかがでしたか?
さすが加賀百万石の居城、前田家の栄華を感じる美しくて強い姿が印象的でした!!
お城や美しさや防御力、石垣の職人魂など、見どころの多いハイスペックなお城です
春には桜が咲き乱れ、冬は公園一帯が雪に包まれるなど、一年を通して色々な表情をみせてくれるのも大きな魅力です。
何度行っても見どころが尽きない金沢城、石川観光の際はぜひ行ってみてくださいね